
今まさに困っているあなたへ:これはあなただけの問題ではありません
パソコンの電源を切ろうとしたら、画面に出てきたのは――
「更新プログラムを構成中… 電源を切らないでください」
「なんで今なの!」「もう帰れない…」
そんな経験はありませんか?
実は当パソコン教室でも、授業後に生徒さんがこの画面になってしまい、しばらく帰れないことがよくあります。水曜日など更新のタイミングに重なり、1時間以上待つ羽目になったケースや、最長で2時間45分かかった例もありました。
でも安心してください。この記事では、今まさに困っているあなたのために、強制終了はしていいのか?どのくらい待てばいいのか?どうすれば二度と同じことが起きないのか? を専門家が分かりやすく解説します。
【緊急対処】今すぐ知りたい3つのQ&A
Q1. 強制終了(電源長押し)してもいい?
結論:絶対にNGです。
更新中はシステムの大事な工事をしている最中です。
ちょうど「家を建てている途中に工事を強制的に止める」のと同じで、Windowsの内部が壊れてしまいます。
リスクは以下の通り:
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システム破損 → Windowsが起動しない
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データ消失 → 大切なファイルが失われる可能性
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修理費用 → 数万円単位の復旧費がかかるケースも
教室でも「急いでいるから…」と強制終了しようとする方がおられますが、必ず止めています。待つ方が圧倒的に安全です。
Q2. どのくらいで終わる?進んでいるか確認する方法は?
更新の所要時間は以下が目安です:
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通常の月次更新:30分〜1時間
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大型アップデート(年2回程度):1〜2時間
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古いPC(HDD搭載):さらに時間がかかる
確認ポイント:
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HDDアクセスランプが点滅していれば作業中
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パーセンテージ表示が変化していれば進行中
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ファンが回っているなら処理中
完全に止まっているように見えても、内部で動いていることが多いです。焦らず待ちましょう。
Q3. それでも止まったように見えるときは?
基本的には待つしかありませんが、2時間以上全く進まない/HDDランプも点灯せず完全にフリーズしている場合は、最後の手段として「電源長押し → セーフモードで起動」を試すこともあります。
ただし、これは高度な操作ですので、できれば専門家に相談するのが安全です。
【予防対策】二度と「帰れない」を防ぐ3つの設定
① アクティブ時間の設定(最重要)
「この時間は使っているから更新しないで」とWindowsに伝える方法です。
朝8時〜夜22時に設定しておくと、その間に勝手に再起動されなくなります。
設定手順:
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スタート → 設定 → 更新とセキュリティ
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Windows Update → アクティブ時間の変更
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開始時刻・終了時刻を設定(最大18時間まで指定可能)
② 更新の一時停止
大事な会議や授業の前に便利な機能。最大7日間(最長35日間まで延長可)更新を止められます。
設定手順:
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設定 → 更新とセキュリティ
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Windows Update → 更新を一時停止
③ 「更新してシャットダウン」を見逃さない
シャットダウン時に「更新してシャットダウン」が出たら、その日のうちに実行しましょう。
更新を溜め込むと、次回起動時にまとめて処理されて「帰れない」事態を招きやすくなります。
【応用編】さらに知っておくと安心な設定
Windows 10/11 Proをお使いなら、グループポリシーエディターで更新の細かい制御も可能です。
また、自動メンテナンス時間の調整をすれば、夜中に更新を回すこともできます。
まとめ:Windows Updateは「知識」で防げます
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強制終了は絶対にしない
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所要時間の目安を知り、焦らず待つ
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アクティブ時間や一時停止で「帰れない」を予防
こうした知識を身につければ、Windows Updateは怖いものではありません。
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自己流の設定が、思わぬトラブルの原因になることも。
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