「アホなぐらいのバックアップ」は最高の安心感 私が2台のNASを運用してまでデータを守り続ける理由

私が2台のNASを運用してまでデータを守り続ける理由。
「先生、バックアップって必要ですか?」
生徒さんからよく聞かれるこの質問に、私はいつも少し困った顔をします。
なぜなら、実は私…
自宅と教室で2台のNASを動かしている、ちょっとしたバックアップマニアなんです。
「え、そこまでするの?」と思われるかもしれません。でも、この「やりすぎかな?」くらいの備えが、私に最高の安心感をくれるんです。
今日は、普段あまりお話ししない私の「データ愛」について、少しだけお聞かせください。
🧠 告白:私はバックアップマニアです
パソコン教室の先生なのに、実は心配性
パソコンジム豊中を始めて14年。
「パソコンの先生」と呼ばれる立場なのに、実は私、とんでもない心配性なんです。
特に「データが消える」ということに対して、異常なまでの恐怖心を抱いています。
生徒さんには「大丈夫ですよ」なんて言っているくせに、自分のデータに関しては
「石橋を叩いて、叩いて、それでもまだ心配だから補強工事まで発注する」タイプです。
2台のNAS体制の始まり
現在、我が家には:
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🏠 自宅NAS:古い相棒(5年目)+ 教室データのバックアップ保管庫
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🏫 教室NAS(サーバー):3〜4年前から超稼働中
この2台が、私の大切なデータを守ってくれています。
「なんで2台も?」と思いますよね。でも、これには理由があるんです。
🏠 自宅NAS:古い相棒との5年間
Googleドライブとの絶妙なコンビネーション
自宅の古いNASは、もう5年も私と一緒に戦ってくれている相棒です。
このNASの素晴らしいところは、
Cloud Syncという機能でGoogleドライブと自動連携してくれること。
私がパソコンで作業して保存したファイルが:
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まずNASに保存される
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自動的にGoogleドライブにもアップロード
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さらにNAS内でもRAID1でミラーリング
つまり、1つのファイルが最低3ヶ所に保存されるという、我ながら「やりすぎ」な体制です。
健気な古い相棒の頑張り
5年間、一度も大きなトラブルなく動き続けてくれている古いNAS。
時々、「ウィーン」という少し大きめのファン音を聞くと、
**「お疲れさま、頑張ってくれてるね」**と声をかけたくなります。
夜中でも黙々とGoogleドライブとの同期を続けている姿を見ると、なんだか愛おしくなってくるんです。
「機械に感情移入するなんて…」と笑われそうですが、5年間も一緒にいると、もう家族みたいな存在です。
🏫 教室NAS(サーバー):生徒さんのための相棒
導入のきっかけ
教室にNAS(サーバー)を導入したのは、もう3〜4年ほど前のことです。
きっかけは、生徒さんがUSBメモリを忘れて来られることがあったこと。
パソコンには保存できるのですが、席が替わってしまうと続きの作業ができなくなってしまいます。
こちらで席を決めさせていただいているのですが、どうしても同じ席をお約束できない場合があって…
「USBメモリを忘れてしまって、せっかく作った作品の続きができない」
という困った顔を見るのが辛くて、
どの席からでもアクセスできるデータ保管の仕組みを作りたいと思ったんです。
生徒さんのためのデータ保管庫
教室のNAS(サーバー)は、今では生徒さんにも馴染みのある存在になりました。
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「USBメモリを忘れてしまった」
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「前回と違う席になったけど、続きの作品を開きたい」
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「大切な作品を安全に保存しておきたい」
そんな時に、**「NAS(サーバー)に保存してください」**とお声がけしています。
どの席からでもアクセスできるので、席が替わっても安心して作業を続けていただけます。
予約表への絶対的な愛
そして、特に気を遣っているのが予約表です。
教室運営の生命線とも言える予約表。
これが消えたら…考えただけでも冷や汗が出ます。
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📁 OneDriveに保存
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📦 教室NASでバックアップ
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💾 さらに自宅NASにもバックアップ
この三重構造で、予約表を守り抜いています。
「そこまでするか?」と思われるかもしれませんが、14年間の教室運営で学んだ教訓です。
「絶対に失ってはいけないデータは、絶対に失わない対策を」
❓ なぜ、そこまでするのか?
一度失ったら二度と戻らないもの
デジタルデータの怖いところは、
一瞬で全てが消える可能性があること。
ハードディスクの故障、ウイルス感染、操作ミス、火災、盗難…
理由は何であれ、一度失ったデータは二度と戻りません。
特に:
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思い出:家族の写真、生徒さんとの記録
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信頼:生徒さんからお預かりした情報
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財産:14年間かけて築いた教材やノウハウ
これらを失うことを想像すると、やっぱり「やりすぎ」なくらいの対策をしたくなるんです。
「安心感」という最高の投資
2台のNAS運用にかかる費用は、正直それなりにします。
電気代、メンテナンス費用、時々の機器更新…積み重なると結構な金額です。
でも、この投資で得られる**「安心感」**は、何物にも代えがたい価値があります。
夜、布団に入った時に「今日のデータも安全に保存されている」と思えること。
これだけで、ぐっすり眠れるんです。
🤝 マニア同士の共感
「わかる人にはわかる」世界
生徒さんの中にも、時々「実は私も…」と打ち明けてくれる方がいます。
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「先生、私も写真のバックアップ、3ヶ所にしてるんです」
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「クラウドだけじゃ心配で、外付けハードディスクも買いました」
そんな話を聞くと、
「おお!同志よ!」
という気持ちになります。
「やりすぎかな?」と思っていたことが、
**「実はみんな同じような心配をしているんだ」**と分かって、なんだかほっとするんです。
バックアップ談義の楽しさ
バックアップ好きな生徒さんとの雑談は、本当に楽しいものです。
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「最近どんなソフト使ってますか?」
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「クラウドサービス、どこがおすすめですか?」
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「NAS、考えてるんですけど…」
授業そっちのけで、ついつい熱く語ってしまうこともあります。
こういう**「マニア同士の共感」**も、パソコン教室ならではの楽しみの一つですね。
🛠 完璧じゃないからこそ愛おしい
トラブルも含めて「相棒」
正直に言うと、2台のNASは完璧ではありません。
古い方は時々同期が止まるし、新しい方は思うように設定できない機能がある。
でも、そのトラブルも含めて**「相棒」**だと思っています。
人間関係と同じで、完璧じゃないからこそ愛着が湧くし、
一緒に問題を解決していく過程に楽しみを見つけられるんです。
「石橋を叩いて渡る」性格
生徒さんからは「先生は慎重ですね」とよく言われます。
確かに、私は
「石橋を叩いて渡る」性格です。
でも、この慎重さが:
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14年間、大きなデータ損失ゼロ
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生徒さんの情報を安全に管理
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教室運営の安定性確保
につながっているのも事実です。
📣 生徒さんにお伝えしたいこと
バックアップの大切さ
「先生、バックアップって必要ですか?」
この質問に対する私の答えは、いつも同じです。
「絶対に必要です。でも、私みたいに2台のNASまでは必要ありません」
大切なのは:
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自分にとって大切なデータを把握すること
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そのデータに見合った対策を取ること
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定期的にバックアップの確認をすること
私の「やりすぎ」な対策は、私の性格と職業柄の特殊事情です。
皆さんは、もっと気軽に始めていただいて大丈夫です。
小さなことから始めよう
「バックアップ」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、
実は身近なところから始められます:
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📷 スマホの写真をGoogleフォトに保存
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📁 大切な書類をUSBメモリにコピー
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🧾 メールアドレスの連絡先をエクスポート
こんな小さなことからで十分です。
一緒に「安心感」を手に入れませんか?
当教室では、バックアップの相談も大歓迎です。
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「どんな方法が自分に合っているか分からない」
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「設定の仕方を教えてほしい」
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「先生のNASの話、もっと詳しく聞きたい」
どんな相談でも、喜んでお受けします。
一緒に「安心感」を手に入れませんか?
❤️ 最後に:「愛」があるから続けられる
データへの愛情
そして、この哲学の根底にあるのは**「愛」**だと思います。
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自分のデータへの愛
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生徒さんから預かった情報への愛
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14年間積み重ねてきた教室への愛
この愛があるから、
「とりすぎぐらい」の手間や費用も惜しくないんです。
「やりすぎ」こそが私らしさ
「先生、やりすぎですよ」と笑われることもあります。
でも、この**「やりすぎ」こそが私らしさ**だと思っています。
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生徒さんの学習環境も
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データ管理も
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教室運営も
全部「やりすぎ」なくらい丁寧にやりたい。
そんな私の性格が、14年間続く教室につながっているのかもしれません。
今夜も2台のNASが働いてくれる
今夜も、自宅と教室で2台のNASが黙々と働いてくれています。
古い相棒は安定した同期を続け、
新しい相棒は私の設定変更にも文句一つ言わず応えてくれる。
この**「安心感」**があるからこそ、
明日も生徒さんに笑顔でお会いできるんです。
「アホなぐらいのバックアップ」万歳!