
🎧 最近のBGMと、久しぶりの“本気の音”体験
仕事の合間は Apple Music を流すことが増えました。検索すればすぐ音楽に届く――昔なら考えられない便利さですよね。
ふと懐かしくなって、昔NASに保存していたCD音源(ロスレス)を Audirvana で再生してみたところ、最初の1曲でびっくり。 ボーカルの息づかいや楽器の輪郭がくっきり。「こんなに違ったっけ?」と手が止まり、しばらく聴き入ってしまいました。
Audirvana側ではアップサンプリング等の処理も効いていたようで、耳が自然に“本物”を思い出す感覚。 Apple Music もロスレス対応で高音質ですが、自分で取り込んだ音源を丁寧に再生すると、音の豊かさを改めて感じます。
<あとがき>なんとなく再生したつもりが、思わぬ“音の深さ”に引っぱられた夜でした。 CDやiPodの時代を覚えている方には、少しでも懐かしさを共有できたらうれしいです。
🧭 音楽ファイルの基礎知識:圧縮の種類と特徴
音楽ファイルには「非圧縮」「ロスレス(可逆圧縮)」「ロッシー(非可逆圧縮)」の3つのタイプがあります。
🍊 ミカンでたとえると?
- 非圧縮(WAV / AIFF) = そのままのミカン(まるごと、何も削られていない)
- ロスレス(ALAC / FLAC) = 冷凍ミカン(解凍すれば元と同じ果汁や甘さが味わえる)
- ロッシー(MP3 / AAC) = ミカンジュース(飲みやすいけれど、元の果肉は戻らない)
🎵 形式 | 🧩 種別 | 📦 代表例 | ✨ 特徴 | 🎯 用途 |
---|---|---|---|---|
非圧縮 | 無圧縮 | WAV / AIFF | 音データそのまま。容量は非常に大きい。 | 録音/編集、配信用マスター |
ロスレス(可逆圧縮) | 圧縮だが無劣化 | ALAC / FLAC | 容量は抑えつつ、解凍すれば元データと同等。 | 高音質再生、長期保存 |
ロッシー(非可逆圧縮) | 小容量・一部劣化 | AAC / MP3 | 容量が小さい。繰り返し変換すると劣化が目立つ。 | スマホ、ストリーミング |
📌 WAVとロスレス(ALAC/AAC)の整理
- WAV:Windows発祥の非圧縮形式。今ではMacやiPhoneでも再生可能。
- AAC:世界中で使われる非可逆圧縮。Apple専用ではなくYouTubeなどでも採用。
- ALAC:Appleが開発したロスレス形式。無劣化で再現可能。今ではオープンソース化され他機器でも対応。
🛠️ 変換するときの注意点(失敗しないコツ)
ケース | 結果 | おすすめ度 | ポイント |
---|---|---|---|
非圧縮/ロスレス → ロッシー | 容量小/音質は環境次第 | ◎ | 256kbps以上推奨。元データは保存。 |
ロッシー → 非圧縮 | 音質は戻らず容量だけ増加 | ✖ | 失われた情報は復元不可。 |
ロッシー → ロッシー | 劣化が重なりやすい | △ | 必要なら高ビットレートで。 |
CDなど元音源から再取り込み | 最適な形式で保存可 | ◎ | 保存用はALAC/持ち出し用はAACなど二段構え。 |
💡 まとめ
- WAVはWindows発祥だが今はどの環境でも利用可
- AACは世界標準の圧縮形式、Apple専用ではない
- ALACはAppleロスレス。高音質保存に最適
- 音質を守りたいなら元音源からの再取り込みがベスト
パソコンが使えると、趣味の世界はもっと広がります。
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