
最近、パソコン教室でも「NISAってどういう制度ですか?」「iDeCoと何が違うんですか?」というご質問をいただくことが増えています。
たしかに、テレビやネットでもよく見かけるこの2つの言葉。
でも、いざ調べてみようとすると、証券会社のホームページはカタカナや難しい説明ばかりで、「自分に合っているのはどっち?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、NISAとiDeCoの違いをざっくり比較した表をまずご覧ください👇
▶ このあと、それぞれの制度のしくみや注意点も、やさしく解説していきます。
NISAとiDeCo|まず、これだけ覚えてください
「NISA」と「iDeCo」、名前が似ていてややこしいですが、たった一つの大きな違いがあります。
それは——
お金を途中で引き出せるか、引き出せないか。
● NISAは、「お小遣い帳」みたいなもの。
必要になったら、いつでもお金を引き出せます。
● iDeCoは、「鍵付きの貯金箱」。
60歳になるまで、お金を出すことができません。
この違いだけ、まず覚えておけばOKです!
NISAのいいところ|「使いたい時に使える」安心感
1. 儲かったときの税金がかからない!
たとえば、株や投資で「1万円」儲けたら、普通は約2,000円が税金で引かれます。でも、NISAで得た利益は「まるごと自分のもの」になります。
つまり、**税金がゼロ!**これはとってもお得です。
2. いつでも引き出せるから安心
急にお孫さんの入学祝いが必要になったり、車の買い替えが決まったり——
人生には、いろいろな出費がありますよね。そんな時でも、NISAなら途中でお金を使えるので、安心して始められます。
3. 2024年からさらに進化!
新しいNISAは、「たくさん」「長く」使えるように変わりました。
たとえば、1年で360万円まで投資OK、しかもそのお得さがずっと続く(非課税期間が無期限)など、制度がとても使いやすくなっています。
iDeCoはどうなの?「老後資金づくり」にピッタリな制度
1. 掛け金が、そのまま税金の控除に!
たとえば、毎月1万円をiDeCoに積み立てると、そのぶん「税金が安くなる」しくみです。
年末調整や確定申告でお金が戻ってくる、あの感じに近いです。
2. 儲かっても税金ゼロ!
NISAと同じく、投資で出た利益に税金がかからないのもメリットです。
3. 60歳以降に受け取るときも、お得
年金のように、60歳以降に受け取るときも、税金が優遇される仕組みがあります。
つまり、「入れるとき」「増やすとき」「受け取るとき」全部でお得なんです。
☝️ ちょっとだけ注意|増えることもあれば、減ることもあります
NISAやiDeCoで使う「投資信託」や「株」は、元本保証ではありません。
つまり、運用の結果によっては、増えることもあれば、減ってしまうこともあるのです。
たとえば、世界の景気が悪くなったときなどには、一時的にマイナスになることもあります。
とはいえ、焦ってやめてしまわずに「長く続ける」ことで、結果的にプラスになるケースも多いです。
「無理のない金額で、じっくり育てていく」
そんな姿勢で始めるのが、投資との上手なつきあい方かもしれませんね。
じゃあ、結局どっちがいいの?【目的別の選び方】
◆ NISAがおすすめの人
-
老後だけじゃなく、途中で使う予定があるお金(教育費・車・旅行など)を育てたい方
-
「まずは少しだけやってみたい」という初心者の方
◆ iDeCoがおすすめの人
- 「老後のためだけに絶対に取っておきたい!」という強い意志がある方
- 毎年の税金を安くしたい現役世代の方(働いている方)
まとめ|目的が決まれば、選び方は自然と決まります
NISAもiDeCoも、どちらもとても良い制度です。
でも、「何のためにお金を育てるのか?」という目的がはっきりしていないと、うまく使えません。
——これ、実はパソコンの学び方とまったく同じなんです。
「Excelで家計簿をつけたい」という人と、「Wordでお手紙を書きたい」という人では、学ぶ内容が違いますよね?
目的が分かれば、最短ルートが見つかります。
パソコンジム豊中では、そうした「目的に合った学び」を大切にしています。
「どんな学び方ができるの?」「月謝っていくらぐらい?」
そういったご質問には、無料体験レッスンでわかりやすくご説明しています。お気軽にご相談ください。
※本記事は、制度のしくみを分かりやすくご紹介することを目的とした内容です。
筆者自身も制度を活用していますが、金融の専門家ではなく、投資に関するご相談や責任はお受けしておりません。あくまでご自身の判断でご活用ください。
iDeCoやNISAを始めるにも、まずはパソコン操作から。
資産管理に役立つPCスキルを、ここで身につけましょう。