
以前の記事「どっちも“消すキー”?BackspaceとDeleteの違い」では、「Backspaceは左を消す」「Deleteは右を消す」という基本的な違いをご紹介しました。
今回はその続きとして、「実際にどう違うの?」という点を、よくある場面を例にして解説します。
🔸 例1:文字の途中でカーソルを動かしたとき
たとえば「こんにちは」と入力していて、「に」のあとにカーソルを移動させてキーを押した場合…
-
Backspace →「ん」が消えます(左側)
-
Delete →「ち」が消えます(右側)
どちらを押すかで、消える文字が変わるんです。
🔸 例2:WordやExcelでの表の中では?
WordやExcelなどで表を使っているときも違いが出ます。
-
Backspace → 表そのものが消えてしまうことがある
-
Delete → 表はそのままで中の文字だけ消えることが多い
表をいじっているときは、Deleteの方が安心な場面もあります。
🔸 例3:ファイル削除にはDeleteだけ
デスクトップやフォルダーの中で、いらないファイルを削除するときは Deleteキーを使います。
Backspaceでは消えませんのでご注意ください。
🔸 ノートパソコンではDeleteキーが無い?
ノートパソコンの中には、Deleteキーが付いていない機種もあります。
そういうときは、「Fnキーを押しながらBackspace」でDeleteと同じ動作ができる場合があります(機種によって異なります)。
💡 Macをお使いの方へ(補足)
Macでは、Deleteキーが「Backspaceの動作」になっているので、Windowsとは逆になっています。
-
左側を消す → MacのDelete(=Backspaceの動き)
-
右側を消す → Fn+Delete
WindowsとMacでキーの名前と動作が逆になっていることがあるので、使い分けにはご注意ください。
✅ まとめ
-
Backspace → よく使うキー。左側を消す。
-
Delete → 右側を消す。表やファイル操作にも便利。
-
Fnキーで代用できるケースもある(特にノートやMac)
普段はBackspaceで十分ですが、Deleteの使い方も覚えておくと、操作がもっとスムーズになりますよ。
📝 関連記事もあわせてどうぞ