
~PIN入力ミスやアカウントのトラブルもチェック~
BitLockerに関するトラブルは、前回ご紹介した「回復キーが見つからない」「Microsoftアカウントが違っていた」以外にも、いくつかのパターンがあります。この記事では、実際に多い事例をもとに追加の原因と対策をご紹介します。
🔑 原因①:PINコードの入力ミス
BitLockerにPINコードを設定している場合、何度か間違えると自動的にロックがかかり、回復キーの入力が求められます。
対策例:
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NumLock(テンキー)に注意。入力されていないままEnterしていることもあります。
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桁数の勘違いや、CapsLockなどの押し間違いにも注意しましょう。
👤 原因②:Microsoftアカウントの認識違い
BitLockerの回復キーはMicrosoftアカウントに保存されていることが多いため、サインインしているアカウントが違うと表示されません。
確認方法:
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Microsoftの回復キー管理ページにアクセスし、複数のアカウントをお持ちの場合は心当たりのあるものを試してください。
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特に家族共有や職場アカウントとの混同が多く見られます。
🔁 原因③:再起動ループに入っている
PINの入力失敗や設定変更の影響で、Windowsが起動せず再起動を繰り返すケースもあります。
対処法の一例:
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BIOS設定から「セキュアブート」を無効にすることで回復に進める場合があります。
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回復ドライブ(USB)を用意して、そこから起動することで対処可能なことも。
🔍 その他の注意点
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BitLockerは操作ミスや変更によって突然ロックがかかる場合があります。
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重要なのは、慌てず冷静に、正しい手順で回復を試みることです。
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安易に初期化せず、まずは回復キーの確認・アカウントの再確認を。